2010年2月23日火曜日

青森鯵ケ沢 集中講義(3)

最終日の20日(土)です。
きょうは、エコツーリズムの学び、
岡山の家を訪ねます。



農家の生活を体験するのも目的のひとつです。
草履作り、うどん作りなど賄い、雪かき等
希望のグループに分かれて作業に取り掛かりました。





わーい、草履ができた!



岡山の家の主宰、水口美智子さんのお話に
熱心に耳を傾けます。



学生達の作った焼きりんごもうどんも美味しくできました。
岡山の家の人達の手作りのほっけのつみれ汁と
薪ストーブでジャガイモも焼きました。
いただきま~す!




最後は、記念撮影。
岡山の家の皆さん、本当にお世話になりました!
またこの地を訪れたいと思います。


青森鯵ケ沢 集中講義(2)

2日目の19日(金)の午前は、
木村才樹さんの白神アグリサービスへ。
途中からバスでは入れないそうで、
数百メートルですが雪道を皆歩いて行きました。



木村さんは規模の大きな農家で
りんごの間伐材を使って、バイオマスチップや
薪を作り、事業を行っています。

バイオマス事業のほうは、軌道に乗せるのに
もう少し時間がかかりそうだということですが、
りんごの薪はあちこちから引き合いがあり、
売上は年々増えているそうです。




笑顔で、学生達のさまざまな質問に答えてくれる木村さん。



ここでは、薪割りや雪かきなどの体験もしました。



チームりんごは、りんごのチップ作りです。



そして、お昼はバーベキュー。
肉やホルモン、イカの丸焼き、野菜、棒パンなど
ビニールハウス内で、
皆で準備をしていきながら美味しくいただきました。




雪合戦も楽しい思い出です!



木村さんの農園を夕方前に出て、続いては
つくし荘へ移動。
この福祉施設では、バイオマス施設や風力発電、太陽光発電など
自然エネルギーが利用されていました。




そして、宿に戻り、夕食の後にまた夜のレクチャー。
みんたばプロジェクトについて興味深い話を伺いました。
みんたばとは「みんなの田畑」の略だそうです。
地域再生を学生がいかに関わっていくのか、熱心な議論が続きました。
そのあとは懇親会、
そして深夜の雪合戦に繰り出した学生がいたとかいないとか・・・

明日は岡山の家を訪ねます!

(続き)

冬学期集中講義「地域再生とエネルギー」(1)

2月18日(木)~20日(土)にかけて
青森県の鯵ケ沢にて集中講義を実施しました。
その時の様子を少しご紹介したいと思います。

今回参加したのは、教養学部1年生と2年生の二十数名です。
18日(木)青森駅に集合し、午後一番に訪れたのは
市民風車わんずです。

目の前のわんずはとても大きく、
「おー、大きいな!」と学生達からも声が上がりました。




今回は内部にも入ることができ、
風車システムについて丸山先生と飯田先生から
詳しく説明を受けました。



数名ずつグループで説明を受けたので
待っている間にいつの間にやら
かわいい雪だるまが・・!



わんずの前で記念写真。



次の訪問先は、白神山地のふもとにある
ミネラルウォーター工場の美水館、
そして鯵ケ沢町役場へ移動して、
地域活性化概要の講義を受けました。



弘前大学人文学部の山下祐介先生からは
「中山間地の現状」について
そして、役場の職員からは
「鯵ケ沢町の現状と課題」「鯵ケ沢町のバイオマス事業」について
お話を伺いました。



町役場を出ると、すっかり日が暮れていました。

そして、夕方遅くに宿にチェックイン。
おいしい夕食をいただいた後、
夜の講義が8時からスタート、
またまだ勉強は続きます!

この日のゲストスピーカーは、
「鯵ケ沢の地域活性化の取り組み」と題して
農家でバイオエネルギー事業に取り組む
白神バイオエネルギー代表の木村才樹さん。
夜の10時半頃まで皆、熱心にお話を伺いました。
翌日は木村さんの農園を訪ねる予定です。

(続き)

シンポジウム「海の緑化技術の現状と展開」

こんにちは。
早いもので、2月も最終週に入りました。

さて、2月22日(月)13:00~17:30に
特別部門の山本先生が会長をつとめる海の緑化研究会主催の
シンポジウムが開催されました。

「海の緑化技術の現状と展開~森・川・海のつながりと海洋環境」

日本や世界各地の沿岸海域における海藻群落が衰退、消滅する
「磯焼け」の問題に対しては、これまで行われてきた
ウニや植食性魚類による食害への対策のほかに
最近になって施肥の効果が大きく注目されはじめています。

海の緑化研究会では、海水中の溶存鉄の不足に着目し、
鉄鋼スラグと腐食スラグと腐食物質を混合したユニットによる
施肥(海の緑化技術)について研究開発を進め、
その効果の確認を行ってきました。

シンポジウムでは、最新の研究成果を発表するだけではなく、
海洋環境や水産関係の研究に携わる招待講演も交えながら
この「海の緑化技術」の現状と展開を考え、
本技術開発の基礎となっている
「森・川・海のつながりと海洋環境」について広く考えました。

お陰さまで当日は100名を超える皆さまにお越しいただき
盛況でした。
ご来場くださいました研究者、水産関係者等の皆さま、
ありがとうございました。
今後もネットワークを広げて研究活動してまいりますので
どうぞよろしくお願いいたします。

2010年2月2日火曜日

有森裕子さんをお迎えしました!

1月27日(水)特別部門主催のトークショーのゲストは
バルセロナ、アトランタオリンピックの2大会連続メダリストの
有森裕子さんをお迎えしました。

12月の誕生石というターコイズのネックレスとイヤリング、リングを
身にまとい、あいさつの最初には
「これは”成功”を意味する誕生石なので、
身につけているんです。」と
素敵な笑顔でおっしゃいました。

今回は、「思いつづければ、夢はかなう」というテーマで
お話いただいたのですが、
そのテーマ通り、
不屈の精神で道を切り開いてきた有森さんのパワーと
人間力は圧巻でした。
レポートは、駒場友の会にも書きますので
そちらをぜひご覧ください!

会場には学生さんやOB,OG、一般方など
たくさんの方にお越しいただきましたが、
後半の質疑応答の時間では、
いろいろ質問が寄せられ、
それに対して、本当に丁寧に答えてくれる様子も
人間としてとても素敵だなと思わされました。

有森さんのブログにもこのトークショーの報告が
アップされていましたので、
どうぞ↓
有森裕子オフィシャルブログ