2010年7月29日木曜日

森田正光さんのトークショー

猛暑続きでしたが、きょうは雨。
なんだか雨が降ってこんなにほっとするのも珍しいです。
今年の夏はいったいどうなっているのでしょうか!?

31日(土)のギャラリートークショーは、
お天気キャスターで気象予報士の森田正光さんをゲストにお迎えします。
気象予報士のお立場から、地球温暖化問題や異常気象、
この夏の予報など森田さんはどう考えていらっしゃるのか?
さまざまな角度からお話を伺います。




「気象予報士森田さんの地球温暖化と未来のおはなし」
ゲスト:森田正光さん(お天気キャスター・気象予報士)
日時:2010年7月31日(土)14:00~15:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(参加費無料)

楽しく有意義な時間をごいっしょしましょう!

2010年7月28日水曜日

ジョー奥田さんのギャラリートーク

こんにちは。猛暑続きで、今年の夏は大変ですね。
さて、本日メールマガジンを配信しました。
その内容の一部を転載してご紹介します。

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○環境エネルギーコラム:
東京大学新環境エネルギー科学創成特別部門、東京大学駒場博物館主催
ギャラリートーク「音が伝える地球からのメッセージ」

第一回目のゲストとしてお迎えしたネイチャーサウンドアーティストの
ジョー奥田さん。トークの相手をつとめたのは、工学部3年の飯塚修平さんと
教養学部2年の柴田智世さんです。ジョー奥田さんはバイノーラルマイクと
最高品位のデジタルレコーダーで世界各地の自然音を録音し、ストーリー性
豊かな新しい音の世界をクリエイトするミュージシャン。かつて大学卒業後に
歯科医師免許を取得し、歯科医か音楽の道を選ぶべきかで悩んだことも
あったそうです。しかし、やりたいことをやらずにいたら後悔するに違いないと
思い、アメリカで本格的な音楽活動に取り組む人生を選択しました。
親からは勘当同然の中の決断でした。




「好きなことを見つけたら全力で努力する。」「何かを感じて何かを作りたい。
感じることの大切さを伝えたい。」ジョーさんは感性を重んじることの大切さ、
そして感動や楽しさ、幅広くいろいろな経験をすることが大事だと熱く語り
ました。また、意外なことに歯医者になろうと勉強してきたことが音楽にも
ずいぶん役立ったのだそうです。耳鼻咽喉学のロジカルなものの考え方は、
音という外的刺激に対しての基礎的な考えになったとの話に、司会の飯塚さんと
柴田さんも興味深く耳を傾けていました。

自然音の世界がどういうものなのか、実際にジョーさんに作品を紹介して
いただきながら参加の皆さんにも聞いていただきました。



たとえばアルバム「AMAMI」は奄美大島の自然音を収録したジョー奥田さん
の代表的な作品のひとつですが、実は録音後2年間世に出すことができず
悩み続けたそうです。ある時、何かが下りてきて(ジョーさんいわく)
エンディングのイメージがひらめいたそうで、その後まもなくひとつの作品
としてまとまりました。

その感動のフィナーレのパートを聞きました。ザブーンザブーンと押し寄せる
波の音、そして歌う女の人の声が波の音に交って・・・。言葉にするのが
とても難しいですが、会場に響き渡る自然の音の世界にすーと惹きこまれ、
心が癒され解放される思いです。
「自然の音は世界で一番美しい。」
なぜなら、自然音の送り主は神様だから。ゴッドメイドサウンドは
マンメイドサウンドよりずっと美しいのだとジョーさんは語ります。

ところで、ジョー奥田さんが録音に使用しているのは、バイノーラル録音
という高性能のレコーディング機材です。下の写真は、人の顔をした
バイノーラル・マイクのフリッツ君。左右にゴム製の耳がついていて、
鼓膜の位置に高感度マイクが仕込まれています。
人間の聴覚を正確に再現し、360度広がる、臨場感ある音を録ることが
できます。自然音でも難しいのが、雨や滝を録音することだそうで、
滝は今だにノイズのようにしか録音できないとのことでしたが、
雨音はシダを束にしてフリッツ君の頭にかぶせるとリアルないい感じに
録音できるそうです。



ジョーさんは、現在の環境問題を解決するには技術だけではなく、
人の心も変わっていかなければ解決しないとして、環境問題の一番の原因は
人の心でモラリティの問題だとお話されました。経済性の追求に心がとらわれて
10年後の未来を考えないではいけない。地球からの音に人々が何を感じるのか。
後世に音の記録を伝えるメッセンジャーとしてこれからも世に作品を送り
続けたいそうです。




最後にジョー奥田さんを囲んで参加者と記念撮影。
今年は明治神宮鎮座90周年記念DVDを制作されています。
ジョーさん、素敵な演奏とお話を本当にありがとうございました!
また機会ありましたら、駒場キャンパスですばらしい自然音の世界を
ぜひご紹介ください。

★ジョー奥田さんのウェブサイト
http://www.joeokuda.com/

2010年7月23日金曜日

ギャラリートークショーのご案内

7月17日(土)~9月20日(月)までの駒場博物館2010年夏特別展「自然エネルギーの世界~未来を拓くテクノロジー」会期中ののほぼ毎土曜日にギャラリートークショーを行います。環境問題に関心がある、または関わっていらっしゃる文化人やアーティスト、研究者の方をゲストにお招きします。まず最初のゲストは明日24日(土)にお招きするネイチャーサウンドアーティストのジョー奥田さんです。





ジョー奥田さんは、バイノーラルマイクと最高品位のデジタルレコーダーで、世界各地の自然音を録音し、その素材をもとに、編集ミックスするというストーリー性豊かな新しい自然の音をクリエイトされています。ジョーさん自身失われていく自然環境の実態に危機感を持ち、時代の目撃者として残された自然を、音の記録として後世に残していきたいそうです。ジョー奥田さんの音の世界に触れながら、私たちの未来をいっしょに考えませんか?

「音が伝える地球からのメッセージ」
ゲスト:ジョー奥田さん(ネイチャーサウンドアーティスト)
日時:2010年7月24日(土)14:00~15:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(参加費無料)
   ※井の頭線駒場東大前駅下車

その翌週31日(土)のギャラリートークショーは、お天気キャスターで気象予報士の森田正光さんをゲストにお招きします。気象予報士のお立場から、地球温暖化問題や異常気象、この夏の予報など森田さんはどう考えていらっしゃるのでしょうか?さまざまな角度からお話を伺います。せっかくの機会ですので、参加者の皆さんも森田さんにわからないことをどんどんご質問ください。




「気象予報士森田さんの地球温暖化と未来のおはなし」
ゲスト:森田正光さん(お天気キャスター・気象予報士)
日時:2010年7月31日(土)14:00~15:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(参加費無料)

2010年7月21日水曜日

展示物の追加!

特別展の展示物が追加されました。
4トントラックで到着です。



写真でどうぞ。4メートルはありそうな木箱です。



博物館内に運びます。



入口を通ります。ぶつからないように気をつけて・・・。



静かにおろして・・・



開けてみると・・・・



ビニールに梱包されている細長いもの・・・



おお、風車の翼!



さっそく組み立てます。



立ててみると、けっこう高いです。迫力ありますね。



こちらに展示してあります!



皆さま、ぜひお越しくださいませ。

シンポジウム「新エネルギーが拓く低炭素社会」

7月17日(土)の駒場博物館2010年夏特別展の開催初日に
シンポジウム「新エネルギーが拓く低炭素社会」を
開催しました。

東京大学先端科学技術研究センター附属
産学連携新エネルギー研究施設が今年4月1日に開設され、
それを記念しての第一回目のシンポジウムです。



当日は三連休の初日にもかかわらず、多くの方にご来場
いただきました。
ありがとうございました。



バイオマス、風力、太陽電池、スマートグリッドと幅広い
テーマでの講演に、多くの参加者の方は興味を持ってくださったようです。
今後もこうしたシンポジウムを開催していきますので
またブログでもご案内いたします。

駒場博物館2010年夏特別展

こんにちは。
先週17日(土)に駒場博物館2010年夏特別展
「自然エネルギーの世界~未来を拓くテクノロジー」が
開幕しました。

その前日の16日(金)には、高校生のための金曜特別講座で
飯田先生が「自然エネルギーの世界」をテーマに
講座を行いました。
写真はその時の模様ですが、18号館ホールは満席で、
たくさんの高校生や一般の方にお越しいただきました。
ありがとうございました。



飯田先生です。



金曜特別講座に参加された人たちには、翌日に開催を控え
準備を進めている博物館を見学してもらいました。



今はもっと照明もキレイに演出されて、多くの来館者に
お越しいただいています。

YouTubeで特別展のダイジェスト版を公開しています。
http://www.youtube.com/watch?v=lFpHeLtfbK8
また博物館入口には、色素増感太陽電池の「未来の樹」が
展示されています。
これは日中に太陽光を色素増感太陽電池で蓄電し、
夜LEDで発電する仕組みになっています。

こちらもYouTubeでちょっとご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=TWW2K4EgySw

2010年7月14日水曜日

「自然エネルギーの世界」展

東京大学新環境エネルギー科学創成特別部門主催
駒場博物館2010年夏企画
「自然エネルギーの世界~未来を拓くテクノロジー~」

新環境エネルギー特別部門では、今夏に駒場博物館において展示企画を
開催します。地球温暖化、化石燃料の枯渇問題などを背景に、太陽光、
風力、バイオマス、地熱などの自然エネルギーの利用拡大が世界的に
求められています。私たちが使えるエネルギーを生み出す装置の構造や
仕組みなどについて楽しく学べるように、光、風、地、水などゾーン
に分け構成しました。この展示企画が、エネルギーを通して未来を考える
機会になればと考えています。夏休み期間中開催していますので、
ぜひご家族やお友達とともに気楽にお越しください。




会期:2010年7月17日(土)~9月20日(月)
会場:東京大学駒場博物館(駒場東大前駅)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日、入場無料

*駒場博物館「自然エネルギーの世界」ウェブサイト
http://museum.c.u-tokyo.ac.jp/exihibition.html#energy

高校生のための金曜特別講座

東京大学では毎週金曜日に高校生を対象とした講座を開講していて、
さまざまなテーマでの講義にこれまで多くの高校生が参加しています。
今回は、飯田先生による「自然エネルギーの世界」についての講義の後、
参加の高校生達には、駒場博物館での「自然エネルギーの世界~未来を
拓くテクノロジー~」展開催前の博物館での準備の様子も見学して
もらう予定です。どうぞお楽しみに!

テーマ:「自然エネルギーの世界」
日時:2010年7月16日(金) 17:30~19:00
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
講師:飯田誠先生(東京大学教養学部)

*高校生のための金曜特別講座のウェブサイト
http://high-school.c.u-tokyo.ac.jp/

夏休み実験講座のご案内

夏休み実験講座・色素増感太陽電池「花の色素で太陽電池を作ろう!」

日時:2010年8月19日(木)小学5,6年生対象
               (午前・午後の部 各15名)
        8月20日(金)中学生対象  
               (午前・午後の部 各15名)
【午前の部】 10時30分 博物館1階ロビー集合、受付
       11時~13時 実験講座
【午後の部】 13時30分 博物館1階ロビー集合、受付
       14時~16時 実験講座
会場:東京大学教養学部駒場キャンパス初年次活動センター
(駒場東大前駅)
講師:内田聡先生
(東京大学先端科学技術研究センター・瀬川研究室)



夏休み実験講座「ペーパー風車を作ろう!」

日時:平成21年8月6(金)・7(土) (各日2回)
【午前の部】10:00-12:00
【午後の部】13:00-15:00
会場:東京大学教養学部 駒場キャンパス初年次活動センター(駒場東大前駅)
対象:小学生・中学生とその家族(定員20家族程度)
(低学年のお子様には、保護者の方のお手伝いが必要です。)
内容:最近よく見かけるようになった風力発電用風車のミニチュアペーパー
クラフトを作ろう!
講師:飯田誠先生(東京大学教養学部)


※保護者の方が同伴していただくこともできます。
※実験講座に参加をご希望の方は、下記ウェブサイトのお申し込み
フォームから申し込みをお願いします。
(先着順での受付となります。参加者には受講証を郵送します。)




*申し込みはこちら↓
http://www.komed.c.u-tokyo.ac.jp/nedo/museum/

2010年7月8日木曜日

シンポジウムのご案内

こんばんは。きょうはシンポジウムのご案内です。

東京大学先端科学技術研究センターでは、2010年4月、
附属産学連携新エネルギー研究施設を開設いたしました。
これを記念して、シンポジウムを開催します。駒場博物館の
「自然エネルギーの世界~未来を拓くテクノロジー~」展
初日にあわせて開催します。
皆様のお越しをお待ちしております。

日時:2010年7月17日(土) 13:00~17:45(参加費無料)
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール(駒場東大前駅)

シンポジウム「新エネルギーが拓く低炭素社会」
【プログラム】

13:00      開会挨拶       
13:10~13:55 「バイオマス利活用システムの構築に向けて」
東京大学生産技術研究所 望月和博
14:00~14:45 「生きた微生物を使う光エネルギー変換」
東京大学大学院工学系研究科 橋本和仁教授
14:50~15:35 「持続可能社会を支える風力エネルギー」
         東京大学大学院工学系研究科 荒川忠一
15:40~16:25 「進化する太陽光発電」
         東京大学先端科学技術研究センター 瀬川浩司
16:30~17:15 「スマートグリッドの実現に向けて」
         東京大学生産技術研究所 荻本和彦
17:15~    「産学連携新エネルギー研究施設プロジェクト紹介」
① 循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト
② ポストシリコン超高効率太陽電池の研究開発
③ 低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発
17:30~    「自然エネルギーの世界~未来を拓くテクノロジー」概要
         東京大学教養学部 飯田誠
17:45      閉会挨拶

↓できるだけ事前登録をお願いいたします。
info@komed.c.u-tokyo.ac.jp