2009年7月18日土曜日

市民風車わんず

本格的な夏の到来となりました。
暑さにめげず、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、きょうは市民風車の話題について。

当部門の丸山康司特任准教授は、大学教員の顔とは別に
NPOグリーンエネルギー青森の理事長でもいらっしゃいます。
NPOは、循環型社会の実現と地域の自立の目的として
設立されたそうです。

2002年よりグリーンエネルギー青森は、
日本では二番目となる市民風車事業を始め、
あおもり市民風力発電所、通称『市民風車わんず』を
建てました。



わんずはドイツのTacke社製で、
全長は100m、タワーが65mで、ブレードが半径35m。
220mの円を描きながら回っていることになるそうです。
総重量は159t、定格出力は1,500kWで、
年間発電量見込みは370万kWh(約1100世帯分)とのこと。
わんずは、けっこうな発電量を誇っています。

総工費3億数千万円の半額については
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施している
「平成14年度新エネルギー草の根支援事業」からの補助を受け、
残りの半分については市民出資から資金を調達し、
さらに不足する分については銀行からの融資も受けているそうです。

ヨーロッパでは盛んな市民風車ですが、
環境にやさしいエネルギーに注目が集まる中、
地域振興の目的からも日本ではこれから普及が期待されそうです。
私もぜひ一度わんずに会いたいです!

丸山先生、よろしければわんずの近況をお教えください。

NPOグリーンエネルギー青森

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